祝 上越新幹線開業40周年記念 新幹線リレー号を撮影する
1か月前。11月12日の撮影記です。
今年、2022年は鉄道開業150年の節目の年。各鉄道会社は、10月14日の鉄道の日を中心に、様々なイベントを企画しているが、11月に入り、新たな〇〇年記念を迎えることとなった。
今から40年前、1982年の11月15日。上越新幹線が大宮~新潟間で開業した。東北新幹線の暫定開業から5か月遅れての開業であったが。5か月前に開業していた東北新幹線と合わせて、当時の北の玄関口とも言われた上野駅とは、在来線を使って移動するしかなく、上野駅と、東北・上越新幹線の仮の出発駅となっていた大宮駅とを結ぶ「新幹線リレー号」を設定して対応していた。
あれから40年。今年6月には、東北新幹線の開業40周年記念のイベントが開催され、その際には、上野~大宮間を185系による「新幹線リレー号」が運転された。踊り子号カラーの車両での運転とは言え、185系の「新幹線リレー号」は、とても懐かしく感じられた。そして、今回、上越新幹線の開業40周年の記念として、E2系1編成を、かつて東北・上越新幹線で運行されていた200系カラーに塗り替えたリバイバル編成が登場。このE2系を使用した開業40周年記念列車を、新潟~大宮間で1往復運転させるほか、185系を使用した「新幹線リレー号」を、大宮~上野間で1往復運転されることにした。しかも、今回の「新幹線リレー号」は、前回、6月の時とは異なり、既存の0番台車の編成を組み替えた上に、「新幹線リレー号」運行開始(寒冷地仕様となった185系200番台)当時を再現する。
実は私、所謂「新幹線リレー号」カラーは大好きで、以前、リレー号カラーに塗り替えられた、185系C1編成が、大宮総合車両センターを見渡せる橋の下に現れたと聞いた時も、待っていられずに、C1編成の様子 を見に行ったことがある。それだけに、今回の「新幹線リレー号」の復活運転は、とても楽しみにしていたのだが・・・
「新幹線リレー号」の復活運転は、大宮~上野間の1往復。この区間、昔は線路沿いの道路も撮影しやすい場所が多かったが、今は、殆どの場所で、2メートル以上はありそうなフェンスで覆われている。11月11日の夜、仕事帰りに浦和方面へ足を伸ばし、何か所か、候補地を訪れて、持参したメジャーを使用し、フェンスの高さを図り検証をしてみたが、小型の踏み台を使用して、ギリギリ交わせるかどうかと言うような状況であった。
当日、私は、朝6時半ごろ自宅を出発し、武蔵野線を使って南浦和へ。まずは、前夜に下見した場所へ行ってみたが、光線状態が良くない。そこで、方針を変更し、徒歩で蕨方面へ移動。南浦和駅前から歩くこと約15分。うらわ自動車教習所横の歩道橋に辿り着く。この歩道橋の踊り場で、撮影しながら「新幹線リレー号」を待つことにした。
E001系「TRAIN SUITE 四季島」
この歩道橋に到着してから約30分。9時35分頃になるが、背後からE001系「TREIN SUITE 四季島」がやって来た。E001系は、架線集電により駆動する電車の機能と、1・10号車に設置されているディーゼル発電機により発電した電力で駆動するディーゼル・エレクトリック方式気動車の機能を併せ持つ「EDC方式」を採用することで、電化区間、非電化区間の両方を自力で走行することが可能となっており、JR東日本エリアを中心に、1泊2日又は3泊4日のコースで運転され、時には北海道まで足を伸ばすこともある。一度は乗ってみたいという思いはあるが、お値段が・・・
651系1000番台車による特急「あかぎ8号」
四季島通過からおよそ25分。651系1000番台車による特急「あかぎ8号」がやって来た。1988年、常磐線の特急「スーパーひたち」用としてデビューした651系。常磐線から撤退後、一部の車両が、高崎・上越・吾妻線方面の特急列車に運用されていた185系の置き換え用として転用され、2014年3月15日のダイヤ改正から運用を開始した。転用に際して、直流区間のみの運転となることから、交流機器の一部が撤去され、直流区間専用車となった。デビューから既に34年。余剰気味のE257系の動き次第では、この車両も引退に追い込まれる可能性は高そう。光線状態が良くなったところで、651系が来てくれたことは、有り難かった。
東武100系特別塗装「日光詣スペーシア」による特急「スペーシアきぬがわ2号」
「あかぎ8号」通過の1分後、東武特急スペーシアの特別塗装車「日光詣スペーシア」がやって来た。この列車は、鬼怒川温泉発新宿行き「スペーシアきぬがわ2号」。来年度には、後継車両となる「スペーシアⅩ」が登場する予定となっているが、JRへの乗り入れ便の車両について、100系スペーシアをいつまで使用するのかも気になります。
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