西武9000系を追って逗子まで行った帰り道、鎌倉に立ち寄ってみた。鎌倉からは藤沢まで、江ノ電が走っている。鉄道に興味が無い人も、海岸沿いをのんびりと走る江ノ電の事は知っていると言う人も多いはず。私も、江ノ電は好きな電車の一つでもある。ただ、ここ数年ご無沙汰していた。
江ノ電は、小さな電車がのんびりと走っている姿こそが魅力だと思っている。どの電車も2両1組で走っているのだが、多客時には、これを2本繋いで4両編成にして対応している。この時の組み合わせは何でもありと言う感じで、それが江ノ電の魅力でもあるのだが、私は2両編成の姿の方が好きなのである。土日に出かけると4両編成主体なので、いつか2両編成を撮りたい。平日の昼間がチャンスなのかと思っていた。で、ちょうど平日昼間に鎌倉方面へ来たと言うことで、様子を見に来たのである。
鎌倉駅近くの踏切で観察していると、2本目の電車が2両編成。最新鋭の20形電車と同一塗装に改められた1501Fが入ってきた。
これを見た瞬間、乗ることに決定。駅へと戻り、1日乗車券を購入した。改札に入り、次の電車を待つ。次の電車は4両編成だった。今年の大河ドラマは義経。ここ鎌倉も義経縁の地と言うことで、入ってきた電車は義経号だった。
せっかくなので1101F義経号に乗り込む。走り出すと、つり掛けモーターの懐かしい音がした。1日きっぷなので、何度か途中下車を繰り返していくことにしよう。最初に降りたのが長谷。鎌倉の大仏はここが下車駅である。駅構内は、義経一色だった。単線の江ノ電は、鎌倉を出ると最初にこの駅で交換をする。入れ替わりに鎌倉へ向かった電車も4両編成。後ろの2両はクロスシートの2000形だった。
ここで1本電車を落とす。すると、鎌倉行きとして入ってきたのは2両編成。先程の列車にも連結されていた2000形だが、こちらは産経新聞のラッピングがしてある。
長谷駅から再び電車に乗り込む。今度はクロスシート車の2000形だ。残念ながらボックス席には座れなかったが、正面の窓が開放的で好感が持てた。車庫のある極楽寺を過ぎて、次の途中下車は海が見える小さな駅。鎌倉高校前にした。
朝は小雨がぱらついていたが、この時間帯になって薄日も差してきてお天気も回復。海からの潮風がとても心地よかった。この駅でも少々撮影。
義経号もやって来た。
1001Fの藤沢行き。
この藤沢行きで鎌倉高校前を離れた。次の目的地は腰越。この腰越と江ノ島の間は、一般道路との併用軌道となっている。この併用区間も撮影には欠かせない。ここで藤沢行きと鎌倉行きを1本ずつ撮影。続行の藤沢行きは、300形と最新鋭の20形の併結。しかも300形はチョコ電だった。この日は、このチョコ電以外の電車は、1000形以降に製造された車両だけで固めていた。
こちらが最新鋭の20形
一通りの撮影は腰越で終了。疲れてきたこともあり、これで終わりとして藤沢へと向かった。やって来たのは2両編成の1501F。これに乗り込み、藤沢へと向かったのであった。
今回は思いつきで行った「ぶらり江ノ電撮影の旅」だが、思いつきのわりには、義経号・チョコ電・2両編成などなど、なかなかの収穫だった。無計画で訪れた方が良いのかもしれない。また機会があれば訪問してみようと思う。出来れば平日に・・・
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