ダイヤ改正で消滅 相模線の横浜線直通列車を撮影する
JRグループ各社等、各鉄道会社のダイヤ改正までおよそ1か月。コロナ禍で迎えるダイヤ改正と言うこともあり、発表されたダイヤ改正の内容を見てみると、減便傾向の会社が多い。
別れの春。東海道本線の茅ヶ崎駅と横浜線の橋本駅を結ぶ相模線では、1991年3月の電化開業から運行されてきた205系500番台が、次世代車両であるE131系へ置き換わる事となり、同時にワンマン運転が開始されることになった。ワンマン運転開始に合わせて、電化開業時から続いていた横浜線、橋本~八王子間の直通運転も取りやめとなり、2021年11月からデビューしたE131系車両は、営業運転開始から5か月程度で、横浜線の線内から撤退という事になる。
205系どころか、新型車両も横浜線で見られなくなるのであれば、これはしっかり記録しておきたいところ。1月23日早朝、私は八王子に向かった。相模線と横浜線の直通運転は、朝と夜に行われており、この時期、走行写真を撮るとなると、朝の3本を狙うしかない。とは言え、1本目から撮るのは時間的につらい。そこで、2本目の八王子行きから撮影を開始することに。
萩山・拝島と経由し、八王子駅にたどり着いたのは、7時13分のこと。到着後、横浜線のホームへ。この日2本目の直通列車を、八王子みなみ野駅で撮影するため、八王子駅7時20分発の東神奈川行きに乗り込んだ。車内で待機していると、隣の5番線には、新型車両、E131系による相模線からの1本目の直通列車が到着した。一瞬、東神奈川行きに乗らずに、八王子駅で到着したばかりのE131系を撮ることも考えたが、2本目の直通列車の充当車輛を調べていなかったため、僅かな望みをかけて、そのまま予定通り、八王子みなみ野へ向かうことにした。
7時25分、八王子みなみ野駅に到着。ホームの東神奈川方先端へ向かい、相模線からの直通列車を待つことにした。待つことおよそ9分、この日2本目の直通列車がやって来た。
八王子みなみ野駅に進入する相模線茅ケ崎発八王子行き。
この日、茅ケ崎からの2本目となる八王子行きに充当されていたのは、E131系G-04編成であった。この時点で、E131系は12編成中11編成が投入済み。E131系に遭遇する方が当たり前と言う状況なのだろう。
撮影後、ホーム上を160メートルほど歩いて、ホームの八王子方へ。八王子駅出発直前に見かけた相模線直通列車の折り返し便を撮影する。
八王子みなみ野駅に進入する相模線直通茅ケ崎行き。
7時37分、八王子からの相模線直通茅ケ崎行きがやって来た。E131系の行先表示器は、前面も側面も行先と「〇〇線直通」の交互表示となっており、茅ケ崎行きを表示した状態での撮影となったが・・・
八王子みなみ野駅に停車中の茅ケ崎行き。
停車中には、ご覧のように「相模線直通」と言う表示の状態でも撮影することができた。現時点で、2番線の案内表示は、横浜線と相模線の二段表示となっているが、ダイヤ改正後は横浜線のみの表示となってしまうのだろうか。改正後、相模線は、全列車がワンマン運転となるようなので、E131系と車掌さんとの組み合わせも、基本的には見納めとなる。
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